海外での展示会で困ったこと

海外での展示会で困ったこと

展示会というと色々な用途の製品が陳列されてあって目的に応じた製品を探すことが出来、実物を見られるので自社製品製作時の参考にしたり、担当者と話が出来て知識が広がるといったメリットがあります。

どうせならダダ見ているだけよりも話しをして情報を取りたいですよね?

ここでは海外の展示会で困ったことを書きます。

  1. 展示会場まで行くには
  2. 自社が出店している場合
  3. 他社の出店調査
  4. ライバル会社の出店
  5. お昼・休憩の取り方
  6. まとめ

展示会場まで行くには

滞在中のホテルより展示会場まで行く手段としては

車で迎えに来てもらう

自分で電車に乗って行く

などが主な移動手段だと思います。

車で迎えに来てもらう場合は問題無いでしょう。

有るとすれば会場までの道中でどのように過ごすかだと思います。

案内してくれるのは現地のスタッフが多いと思いますが当然外国人です。

社内での会話も英語。

一般的な天気や観光の話ならまだしも、展示会についての話や仕事の話だとなかなか会話が弾まない時は無言の時間が流れるだけです。

コミュニケーションを取るには沈黙はもったいないですよね。

寝ているのと一緒です。

実際寝ていましたし・・・

展示会の日数って5日間とかのWeekdayが多いのですが、初日から段々日数が経ってくると疲れが出てきて、朝も話しをする元気が無くなるんですよね。

だから移動中に寝てしまうこともあります・・・

しかし、ここでの会話もせっかくなので楽しみたいですよね。

次に電車の場合ですが、これは海外でも駅で切符を買って電車に乗るのは当たり前ですが同じです。

行き先を調べて路線を確認し、目的地の切符を買います。

これ日本では造作もなく簡単です。

しかし、海外では言葉の壁があるとこれほど困難なことはありません。

目的地なんか最寄り駅を事前に聞いていなかったら最悪です。

調べようがありませんからね。日本に電話しても時差の都合で起きている時間ではない。

電車で行くなら生き方と目的の駅をきちんと聞いておきましょう。

さらに路線もブロックごとに別れていたりして目的地を知っていても乗り継ぎが必要な場合があります。

私が駅で行き先マップを見ていたらどこまで行くのか聞いてくる方がいました。

駅員ではありません。一般のかたです。

じっと同じ路線を長時間見ているのをみて声をかけてくれたのですね。

せっかくの好意でしたが地図を見せてここだと指差しただけで、会話もできず失礼なことをしたなと反省しています。

精一杯の笑顔とThank youの言葉だけで精一杯でした。

きちんと話が出来たら最初から人に聞くことも出来ますし時間に遅れることもありませんでしたね。

展示会場に自社が出店している場合

展示会場に着いたらまずは自社の出店ブースに行きます。

現地の人達は早いので大抵先に来て鍵を開てくれています。

あとから来た私たちは製品の掃除とカタログを並べたり補充したりの作業をします。

今回の展示会は野外でしたので外に展示してある製品はホコリを被ったり夜露に濡れたりしていることがあるので拭き掃除します。

会話のできない私は接客出来ませんので裏方の仕事がほとんどです。

せっかく来ているのだから海外の人とも情報交換や会話を楽しみたいですよね。

話せないともったいないことばかりです・・・

他社の出店調査

展示会中にずっと自社ブースへ詰めている必要はありません。

他のところへ行くのも自由です。

朝、みんなが揃って一通りの仕事が落ち着くと断りをして他所を見て回ります。

この時に同業他社や日本からの出店業者などに足を運んでどんな様子なのかを調査を兼ねて挨拶してまわります。

日本企業は話が出来るので色々な話しを聞けます。

異国で言葉の通じることがこんなに楽だとは思いませんでした。

みなさん海外出張が長くて帰りたいが帰れないという方が結構多い。

交代してくれないからずっと海外、みたいなことを言われますね。ご苦労さまです・・・

ライバル会社の出店

海外での同業他社を見る時は注意が必要です。

日本企業でスタッフが日本人のいるところは丁寧に話しをしたら見せてくれることがほとんどなのですが、海外企業だとそうもいきません。

お客さんのフリをして眺めている時は最初は大丈夫なのですが、カタログが欲しくて要求すると名刺をくれと言われることがあります。

カタログと名刺交換が条件のところは結構あって普通なのですが、名刺を見た瞬間態度が一変します。

ひどいところはカタログを渡さないどころか見るのもダメで、帰れと手振りされたこともあります。

韓国や中国だと帰れが多いですね・・・

まあ、それだけ当社を知っているということなのでしょうが・・・

当社の技術を真似されている製品を見た時にカタログを要求したら相手の顔色が変わったこともあります。

それまでは素知らぬ顔で展示されている製品を見ていて故障などは無いのか、能力はどうなのかという話しをしていたのですが、こちらの質問が的確で詳しいのでわかった時にはビックリしていました。

パクリは何事もやめたほうがいいです・・・

この時も、もう少し詳しく聞けたらよかったのですが会話力の無さが悔しかったです。

お昼・休憩の取り方

お昼は展示会では出店が出ていることが多いです。

というか外に食べに行くには時間が無いので中で済ませることしか出来ません。

歩きながら気に入ったお店で買うのですが、見ていて食欲をそそるモノはありませんでした。

ソーセージやハンバーガーなどは素性がわかるからまだ食べる気になりますが、やたら高いくせになんじゃこりゃというような食べ物もあります。

結局、無難なソーセージとハンバーガー、飲み物はコーラの一点買いで展示会中は過ごしました。

あとで他の現地スタッフの人に聞いたら持ち込みしていたりジャーキーやうまい肉をどこかしらで仕入れてきてブースの中で食べているようでした。

最初に言ってくれれば・・・

いや、聞けなかったこちらの落ち度か。

コミュニケーション、馬鹿になりません・・・

休憩については自由です。展示会場は広いので歩きまわると靴底が減るのではないかと言うくらいの距離があります。

しかし、休憩所のようなものは無いので茂みや階段に座ってとっていました。コーラを飲みながら・・・

で、やっぱり自社ブースの裏に休憩所がありました。

アルコールも冷蔵庫から飲み放題・・・

いうまでもありませんが、コミュニケーションは・・・

まとめ

海外での展示会に行くときは、交通手段の把握、仕事の確認と調査で他店をまわるときの話の仕方、交渉の仕方や挨拶のタイミングなどでは慣れていないと損をしたり困ったことになったりします。

きちんとコミュニケーション出来るように準備しておかないと、相手は言葉が話せないからといって遠慮してくれません。

むしろ何言ってるのか分からないから帰れとまでにハッキリした態度をとられます。

接客する人にもよるのかもしれませんが、両手広げていらっしゃいませ!ということは無いですね。

愛想が良くなる時は知り合いか製品を買う時くらいです。

だから目的や何をしたいのか、カタログが欲しいだけなのか見ているだけなのか、質問があるのかという事をしっかりアピールしないといけません。

話せないからもじもじしていると帰れと言われるだけですね。

専門的な言葉は無くても大丈夫です。

仕事と言っても日常会話が出来るなら後は何とかなるもんです。

まずは会話の導入部分だけでも話しかけて何とかこちらのペースで話しを進めていきたいものですね。

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