海外に行って言葉が話せない時、怖い体験をしても助けを呼ぶことも自ら予防することも出来ません。
こんな体験をする前に、語学はきちんと勉強すべきだと思いました。
そうしないと、こんな体験をするかもしれませんよ。
- 海外でのホテル予約
- フロントでの会話
- 部屋の様子
- 身の危険
- まとめ
1.海外でのホテル予約
海外出張をするときは、日本を出る前にホテルの予約をして行きます。
この時もそうしました。
出張なので滞在費でまかなえる範囲でホテルを探すのですが、目的地の近くでそれなりに名の売れたホテルでないとネットなどで予約できません。
昔はそれほどネット環境も活発ではなかったので予約できるホテルも限られていました。
まあ、そのへんの話しを出張先に滞在していた日本のスタッフにボヤいたところ、現地の外国の方に話しをして安いホテルを探してもらうことになりました。
現地で探すので日本よりは細かく探すことが出来ます。
そして出てきたのが、今のホテルよりは少し遠くて電車で2駅ほどのところにあるホテルでした。
滞在していたホテルは歩いて事務所まで行けますから道に迷うほどの距離はありませんでしたが、駅からは近いのでなんとかなりそうかなと考えました。
何より値段が安いので滞在しているホテルをキャンセルしても元が取れるくらいです。
実に半額くらいの値段でした。
何か怪しいと思いましたが、探してくれた方はパソコンで予約しようとしているホテルの様子をホームページで見せてくれました。
小さいけど綺麗なホテルで、部屋にはシャワーとトイレも完備。
悪く無さそうです。
すぐにキャンセルしてそのホテルを予約してもらいました。
もう一泊したら次の予定の場所へ移動するから、まあいいかと思ったし、1日だけでしたがそれでも費用を浮かせようと必死だったのです。
仕事が終わってから予約してくれた方に車でホテルまで送ってもらい、翌日の出勤で使う電車の案内までしてくれました。
その方は、車を降りてチェックインまでホテルのフロントと話しをしてくれ、一段落したと思いました。
それが・・・
2.フロントでの会話
こちらの知り合いが帰った途端、フロントの人がちょっと待ってくれといって少し席を外し、しばらくしてから戻ってきました。
彼は、お願いするようなしぐさを見せて何か私に話しかけてきました。
そして奥から出てきたもう一人の人にも何やら話しかけ、二人でお願いされることになりました。
言葉は理解できませんでしたが、どうも値段は同じでいいから部屋を変わってくれないだろうかと言っている感じでした。
交渉するにも、理由を聞くにも会話に弱い私は安請け合いでOKしてしまったのでした。
もらっていた鍵をフロントの人に渡し、別の鍵をもらって部屋の場所をあっちの階段を上がった2回の部屋だと指さされ、2回に上がって部屋番号を探しました。
何か様子がおかしい。
会社で見た時とホテル内の様子が違うように感じました。
いや、違います。明らかになんかボロい・・・
3.部屋の様子
部屋を見てから気づきました。
しまった!してやられた・・・
部屋はワンルームで四畳半くらいの狭さ。
シャワーとトイレはドアの外で共同使用。
トイレの鍵は壊れている。
便座も外れている。
一個しか無い。
シャワーはカーテンのみ。
お湯は出ない。
勢いは無い。
水が落下するだけ・・・
パイプベットでシーツが不衛生。
ドアの鍵は棒をスライドして閉めるようなちゃちいやつでした。
蹴飛ばしたら壊れそうなくらい弱い・・・
本来なら理由を聞きに行ったり部屋を変える交渉をすべきでしょうが、英語の話せない私は泣き寝入りするしかありませんでした。
これが日本なら文句言って部屋を変えてもらうかキャンセルして別の場所を探すかですが、この時は無理でした・・・
仕事よりも、この時ほど英語の交渉力が欲しいと思ったことはありませんでした。
こんな状態の部屋でもテレビはついていたのでニュースを見ていたら、日本の相撲の話題で朝青龍が出ていました。
これでも見ながら気を紛らわすしかなかったですが、本当に悔しかったですね・・・
4.身の危険
とりあえず汗を流してトイレに行き歯を磨いて寝る準備をしたのですが、部屋は鍵もすぐ壊れそうなくらい弱い。
日本人は金持っているだろうと思って、もしホテルの人が悪質なら誰か襲ってくるかもしれないと思って逃げ道の確認をしました。
フロントは信じられないのでそっち側には逃げられない。
ここは二階だったので窓から見たら屋根に飛び降りたら何とかなりそうでした。
窓は開けたまま寝ることにしょう。
服も着替えずにそのまま外に行ける格好で、靴も履いたまま寝ました。
パスポートや財布などの貴重品は腰バックに入れてそのまま身につけてました。
そして、ドアはすぐに壊されるだろうから、ドアの前に旅行かばんを置いてストッパ変わりと、時間稼ぎの役目にしました。
シミュレーションはこうです。
ドアを蹴破られるとビックリして起きる。相手がカバンに阻まれて少しもたついている間に窓から飛び降りてとりあえず街の方へ逃げる。
ここまで心の準備をして寝ました。
もちろんぐっすり寝ることは出来ませんでした。
外が明るくなってからすぐにフロントに人が来たタイミングでチェックアウトしました。
幸い何事もありませんでしたが、恐怖を感じた一夜でしたね。
チェックアウトの時はフロントの人が昨日と違っていたので、何事もなかったかのように対応され、文句の一つも言えずに立ち去りました。
出社して事情を話したら、予約してくれた人が文句を言ってやると意気込んでいましたが、今更お金が帰ってくるものでもないし、何も言わなくで大丈夫だからと笑って答えました。
心のなかでは泣いていましたが・・・
5.まとめ
海外に行くときは気をつけましょうというお手本のような事例です。
お手本と言っても真似したらダメなやつですけどね・・・
しかしこんな体験をするとは思いませんでしたね。
ちなみにホテルを出てから駅について目的地の方向を探していたのですが、よく分からずに1時間位ウロウロしていました。
その為にせっかく早くホテルを出たのに予定時間に遅れて会社へ到着しました。
意味が無かったですね。
ここでも語学力の無さが裏目に出ました。
後で考えたら危ないことのスレスレを行っているのではないかと思います。
何事も無いのは運がいいだけですね。
これでは子どもが行くはじめてのおつかいの方がマシかもしれません。
分からなかったら大人に聞きますよね。
大人が行く初めての海外では、言葉を話せないと何の約にも立たない人になってしまいます。
出来る限りの準備をして、せっかくの海外を楽しんできたいですよね。
先々に困らないよう、毎日少しずつでも勉強しませんか?
学習は習慣になると苦にならなくなりますし、会話の楽しさも味わうようになれば上達も早くなります。
それまでは続けるのも気が進まないかも知れませんが、一日に何時間もする必要はありません。
最初は1レッスンだけ。
その予習でテキスト見たり、終わったらもう一度テキストを見返したりすれば段々と慣れてきます。
そうなれば少しずつ課題を増やしていく、レベルを上げていくという感じにしたら良いですね。
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